日本人初2冠!アーティスティックスイミング乾友紀子選手が偉業達成!

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今回の記事も、日ごろ更新している皆様へのお役立ち情報とは異なりますが、その点はご了承くださいませ。

2022.6月17日~25日に開催された世界水泳2022 Budapest(ArtisticSwimming:アーティスティックスイミング)に帯同した期間のことを中心に綴ろうと思います。

興味を持って下さった方はぜひ、最後までご覧いただけると幸いです。

アーティスティックスイミング乾友紀子選手 5月GW 日本選手権大会オープン参加

新型コロナウイルス感染症の流行によりスポーツイベントはほとんどが開催延期、開催されても無観客開催がこの数年の状況であった。

新型コロナウイルス感染症の流行後、初めてとなる有観客(観客制限はあり)での試合がこの日本選手権である。

Soloのテクニカル、フリーにオープン出場した乾選手は演技後、メディアの取材に対してこのように語っている。

「いつもテクニカルは緊張するけど、久々の有観客でワクワクしながらやれた。五輪後、積み重ねてきたものを信じて、それなりの結果を見せられた」

https://www.nikkansports.com/sports/news/202205010000661.htmlより引用

フリールーティーンを泳ぎ終えた後のメディアからの取材には下記のように答えている。

「94点は自身にとって過去最高だと思うのでそこはよかった。ただ全体的に沈んでしまい、自分がイメージしていた演技には届いていない。世界選手権までに何ができるかもう一度整理して、グレードアップしたい」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220502/k10013609751000.htmlより引用

テクニカルルーティーンの点数は92.7089点。

2019年の世界水泳の決勝でマークした92.3084点を更新し自己ベストであった。

フリールーティーンの点数は94.1667点。

これも2019年の世界水泳の決勝でマークした93.2000点を更新し自己ベストであった。

確実にSoloに専念した強化での成果が見える結果であった。

アーティスティックスイミング乾友紀子選手 世界水泳2022に向けた最終調整

JISS(国立スポーツ科学センター)、佐賀アクア(屋外プール)にて本番環境と同じ屋外プールでの演技の見栄えの確認を終えた。

JISSでの最終強化練習では、メディアでの報道もあるように、酸欠で手先・足先が震えるほどの練習をして追い込んだ。また、失神して演技終了後に溺れていかないように、プールサイドに他選手を待機させて通し練習をやりこんだことも事実である。

午前練習と午後練習の間には毎回ケア、時にはプールサイドにポートブルマッサージベッドを準備して通し練習と通し練習の合間にもケア。

とにかく、私の使命は彼女の身体に疲労を蓄積させないこと。

疲労をしても、うまく取り切れば、選手はどんな練習でも耐えられる。選手のコンディションは保つことができる。

専属で彼女のサポートにまわり、1日のほとんどの時間を彼女と過ごしたことにより、私が学んだことである。

アーティスティックスイミング乾友紀子選手 世界水泳2022 Budapest本番

私は今回は日本代表選手団には入ることができなかったので、あくまで個人旅行というスタイルで、Budapestに入国。試合本番会場に近い市街地のホテルを手配してもらい、彼女のホテルと試合会場を行ったり来たり、多ければ1日3往復移動する生活をしていました。

Budapestはマスクをしなくて良いというルールになっているようで、街に出ている人は誰一人マスクをつけてはいません。もちろん、試合関係者もマスクを着けていない人が目立ちます。

今回の大会のルールの中では、各競技種目代表選手団の中から3名のコロナ感染が発覚すれば、その国の出場資格はなくなるというルールでしたので、私からの感染がおこならないように私は日本にいる時より気を付けながらサポートや生活をしていました。

毎朝、検温と持参した抗原検査キットでセルフチェックするのが日課になっていました。

結局、試合本番は乾選手のサポートが最優先でスケジュールを組んでいたのでSoloのみの観戦となりましたが、試合会場までは片道30分の道のりを歩いて移動をしていました。バスや路面電車もあるのですが、密であることが主たる理由で、感染リスク回避を最大限優先にして利用を避けていました。

アーティスティックスイミング乾友紀子選手 現地でのサポート編

会場公式練習はプールを使える場所によりその日ごとに時間帯や場所が決まり、大会本番が始まると予選は午前中、決勝は午後というタイムスケジュールで動いていました。

現地について私が行うことは、

  • ウェイトトレーニングでの最終の刺激入れ(本番3日前までに現地入りしてから1度だけ行います) ※大会期間が長く、試合終了までに筋肉の張りがなくなり、パフォーマンスが落ちるのでそれを予防するために最終ぎりぎりのタイミングで現地でいつも行います。
  • 練習や本番出発前の陸上ウォーミングアップ
  • 練習の間、試合前、試合後のボディーケア

簡単まとめると上記3点です。

出発前の陸上でのウォーミングアップは、早いとAM3:00から始まります。(信じられないと思いますが、これが現実です。)

日本での強化期間から入念に試合本番をイメージして彼女に合ったウォーミングアップメニューをルーティン化して作成します。

彼女の場合は約1時間15分です。

また、ケアのパターンも演技の前にはどこを緩めてどこの張りを残すなど、細かくシュミレーションしながらつくりこんでいます。

アーティスティックスイミング乾友紀子選手 Soloテクニカル決勝編

映像が小さくて見にくいかもしれませんが、私が観客席から撮影した映像を貼り付けておきます。演技を見逃した方がいらっしゃれば、これを見ていただければよいかと思います。

演技終了後、点数の発表を舞台の上で待ち、点数がモニターに表示された瞬間の彼女がおぉ~っと驚いた表情をしたのが忘れられません。

彼女にその時の心境を聞いたところ、思ったより点数が出たので、驚いたという感情だったようです。

点数は、92.8662点で自己ベストを更新し、初優勝。

アーティスティックスイミング乾友紀子選手 Soloフリー決勝編

映像が小さくて見にくいかもしれませんが、私が観客席から撮影した映像を貼り付けておきます。演技を見逃した方がいらっしゃれば、これを見ていただければよいかと思います。

演技終了後、舞台の上に上がる数段の階段、プールからプールサイドに上がる数段のはしご、とてもつらそうにしているのがわかるかと思います。

思わず、井村先生が手をさしのべるほどです。

決して大げさではなく、それほどまでに体中が酸欠状態で、乳酸の塊になり力が入らない状態なのです。それほど、身体にダメージのあるルーティーンということです。

得点は、95.3667点。

思わず、私も井村先生、彼女の方を向きガッツポーズをしてしまいます。

この時のガッツポーズは、「優勝間違いないやん!」という意味ではなく、ただただ95点以上の点数をマークできたことに感激してガッツポーズをしているのです。

95点以上の点数をSoloでマークした日本人はおらず、95点を超すということの意味は、世界中の審判から一流選手と認められたという証でもあります。

結果はご存じの通りフリーでも初優勝を達成し、2冠となりました。

アーティスティックスイミング乾友紀子選手 表彰式編

映像が小さくて見にくいかもしれませんが、私が観客席から撮影した映像を貼り付けておきます。日本では表彰式の映像が放送されていないということでしたので、これを見ていただければよいかと思います。座席の位置が悪く国旗が上がっていくところが見にくいですが、そこはご了承ください。

アーティスティックスイミング競技においては日本の国旗がセンターポールにかかったのは2001年の福岡で開催された世界水泳でのデュエット表彰式以来で2度目です。

私自身、これほど心が震えたことはありません。

涙こそあふれませんでしたが、人生で一番の感動を味わいました。

これにて、世界水泳2022 Budapestでの私のミッションは終了です。

アーティスティックスイミング乾友紀子選手 帰国時のメディア取材編

https://news.yahoo.co.jp/articles/a6e667d8406f906bac5280d4e166369948ad812cより引用

この記事によると、現役続行をするようです。

私自身も、井村先生と同じで、今後のことは彼女ともまだ何も話をしていませんが、彼女がやるというなら最後までサポートを継続して、力になってあげたいと思っています。

日本人初2冠!アーティスティックスイミング乾友紀子選手が偉業達成!のまとめ

全部で3つの記事に分けて、世界水泳帯同記をお届けさせていただきました。

今後も、LEAP Physio Lab.内での施術以外の私の活動について、お届けできる内容があればこのように綴っていこうかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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