ストレッチの種類とストレッチの効果!目的別、ストレッチの簡単な考え方について

ストレッチ

ストレッチ=柔軟??

柔軟性とは?

柔軟性アップや柔軟運動、身体を柔らかくする。などとよく言いますが、

柔軟性とはそもそもどこの?
なにの?柔らかさを言っているのでしょうか?

私は、柔軟性を考えるときに大きく分けて2つ考えないといけないと思います。

それは、「筋肉」・「関節」の2つです。

筋肉は伸ばして柔らかくすればいいですが、関節はそれぞれ形状も違えば動く方向も異なります。ここはプロの出番ですね。筋肉だけ柔らかくなってもそれではダメなんです。動くのは関節なので、関節内で骨同士や軟部組織(筋肉や靭帯、腱など)が引っかからず動くことが重要なんです。

柔軟性は高けりゃ高いほど良いか?

柔軟のメリットは関節の動く幅が増え、可動域が増すというメリットがあります。

しかし、その反面で関節の動く幅が増えれば増えるほど、その関節を適切に動かすために筋肉が必要になります。

一般に、身体が柔らかくなればなるほど、関節含め身体は不安定性が増すと言われます。

ですので、トレーニングで筋肉を刺激し、関節を安定させる必要があります。ストレッチや柔軟運動とトレーニングはセットで考えて行わないと望んだ効果は得られないということになります。拡大した(改善された)新しい可動域での関節運動を効率よく行うためのトレーニングが必要ということです。

ストレッチの効果について

ストレッチの効果①運動によるケガを予防する

身体が硬いと思うような運動ができないですよね?

思うような運動ができないと、そのトレーニング効果が得られにくくなることはもちろんのこと、その状態で急に運動をし始めると筋肉には急に負荷がかかってしまうことになります。筋肉が準備できていない状態で負荷がかかってしまうと筋繊維が切れてしまうこともあるのです。

運動前はスタティックストレッチで筋肉を伸ばし、ダイナミックストレッチで筋肉に刺激を与え、バリスティックストレッチで関節や靭帯・腱などに刺激を入れることをお勧めします。

ストレッチの効果②身体が疲れにくくなる

ストレッチをしていることで疲れにくく、傷みにくく、疲労回復をしやすい身体をつくることができます。
筋肉は身体を動かすために働くのはもちろんのことですが、血液を身体中に循環させる役割も担っています。要するに、筋肉が凝り固まった状態では十分に血液循環をできなくなり、結果的に筋肉を動かすための酸素や疲労回復するための栄養素も得られにくくなってしまいます。

疲労回復を促進するためには、スタティックストレッチを運動後や入浴後・就寝前にする習慣をつけることをおすすめします。

ストレッチの効果③冷え症やむくみを改善する

上記でお伝えしたように、ストレッチを継続して筋肉を柔らかい状態で保つことにより、全身の血液循環の改善に繋がります。

一般的に、冷え症やむくみなどは血流障害が原因で発生しやすい症状です。全身の血液循環状態を改善していくことで、摂取しすぎた余分な水分や身体に溜まった老廃物を血液循環にのせて流すことができます。寒くなってきたこの季節、筋肉を柔らかく血液循環を良い状態にすることで体温も高まりやすいです。

冷え性やむくみを改善するためには、日々のセルフケアとしてスタティックストレッチを行うことをおすすめします。

ストレッチの効果④不良姿勢を改善する

不良姿勢は、スマホやテレビなど長時間画面を見続けることにより起こるいわゆる「スマホ首」、デスクワークなどの同一姿勢の継続や無理な姿勢での作業などにより、姿勢の習慣化が原因となり筋肉が凝り固まることで引き起こることが多いです。

不良姿勢改善や、同一姿勢での作業が長時間続く場合は、作業がひと段落したタイミングや、テレビコマーシャルのタイミングなどこまめにスタティックストレッチで筋肉を伸ばし、筋肉が凝り固まった状態をリセットする習慣をつけましょう。

ストレッチの種類

ストレッチの種類①静的ストレッチ(スタティックストレッチ)

皆さまがストレッチというワードを聞いて頭の中でイメージするのがこの静的ストレッチ(スタティックストレッチ)であると思います。

方法は、伸ばしたい筋肉に対して伸張を加えたまま同じ姿勢をキープし、じっくり筋肉を伸ばすというのが一般的であると思います。

利点は、
①「筋肉の柔軟性(静的柔軟性)」を高めるやすい
②筋肉の緊張をやわらげやすい
③結果的にに血液循環がよくなる
④疲労回復効果や筋肉痛軽減
⑤ケガの予防 などがあります。

ウォーミングアップの序盤や運動後のクールダウンの際に行われることが多いです。

ストレッチの種類②動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)

上記でお伝えした静的ストレッチの逆で、身体の動きを引き出しながら筋肉を伸ばしていく方法を「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」といいます。

適度に身体を動かしながら行うため心拍数を上げることを意識することが重要で、身体全体が温まって筋肉がメイントレーニングに向けて準備完了状態になります。

静的ストレッチで柔軟性を引き出したあとに、この方法でさらに筋肉の状態を仕上げていくときに行います。

ストレッチの種類③バリスティックストレッチ

ストレッチをするときに細かい反動をつけて行うストレッチをバリスティックストレッチといいます。一般的にイメージしやすいのは、アキレス腱を伸ばすストレッチかと思います。ポンポンポンとリズムや反動をつけて運動前によくやっている光景を見ます。

静的ストレッチは筋肉の柔軟性を高める目的で使用することが多いのに対し、このバリスティックストレッチは腱や靭帯などの柔軟性を高めることと、反応性を高めることが目的になります。

3つのストレッチを目的別に組み合わせて行うことによりケガの予防やパフォーマンスアップの効果がさらに高まりやすいです。

ストレッチの種類とストレッチの効果についてのまとめ

今回は、ストレッチについて情報提供をさせていただきました。具体的な方法までは踏み込んでお伝えしきれていませんが、LEAP Physio Lab.ではさらに専門的な観点から踏み込んだ施術を提供しています。プロのストレッチ指導、トレーニング指導、ボディーケアを受けてみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました