秋バテとは?
「夏バテ」という言葉は、昔からよく聞きますよね?
昨今の異常気象によって年々、夏が長引いています。今年も9月が終わり10月になった今もなお、大阪は30度を越える気候で夏日が観測されています。
残暑が続き、季節の変わり目で1日の中での寒暖差や、日によって変化する寒暖差などその日、その日で気候が変わりやすい時期です。その変化に身体の調節が間に合わず、不調をきたしてしまうのが「秋バテ」という症状なんです。
まとめると、「秋バテ」とは、夏バテに似た症状が表れる体調不良で、夏の疲れに気候の変化が加わって自律神経が乱れることが原因で起こってしまうということです。
自律神経の乱れによる諸症状(めまい・頭痛・肩こり・首こり・腰痛・各関節痛など)はLEAP Physio Lab.の施術で改善できることがほとんどです。下記にお伝えする対策を行なってみても改善が得られない場合は一度ご相談くださいませ。
秋バテの症状とは?
①だるさ(倦怠感)や疲れが取れにくい(または、長続きする)
②食欲不振や胃がもたれるような感じが続く
③めまい、立ちくらみ(ときには吐き気などをともう場合もある)
④頭がボーッとする(動きたくないような感覚)
⑤寝不足気味(気持ちよく入眠できない)で、朝スッキリ起きれない(寝具から出るまで時間がかかる)
⑥その他症状:便秘や喉の渇き、風邪をひきやすくなるなど
秋バテの対策方法は?
軽めの運動で秋バテ対策!
適度な運動や朝の散歩・夕方の散歩など時間を決めて運動を行うことで自律神経のバランスを整えることができると言われています。
特に、この時期は下半身の運動を積極的に取り入れることが望ましいとされています。下半身の筋肉(特に大腿四頭筋やハムストリングス(太ももの筋肉)、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)、大殿筋(お尻の筋肉))を意識して使うことで代謝の促進が期待できます。身体の中で使用済みのエネルギー物質の循環が行われたり、血液循環が効率良く行われたりすることでエネルギー代謝が盛んになり、結果的に自律神経系の調整が安定的に行われるとされています。
ウォーキングやスクワット(屈伸運動)、カーフレイズ(背伸び)、ステップ昇降運動などがおすすめの運動メニューです。
寒暖差対策(体温調節方法)で秋バテ対策!
仕事やスポーツ活動の場面や日常生活の場面では、衣類の分厚さ・丈の長さ・使用される生地の種類などを工夫して容易に体温調整ができるようにすることが大切です。また、日中の活動中など汗をかいた衣類などは、こまめに着替えるなどすることで、体温の変化を予防することが可能になります。
睡眠時は、寝具(敷布団やかぶり布団)で調整をしたり、パジャマの生地の種類を見直してみたりと工夫をすることで、体温調整が行いやすくなります。就寝している間も、内蔵の活動などが行われているため、カロリー・エネルギー消費がされています。すなわち、日中の活動時と同様に汗をかいているのです。トイレに行くタイミングなどで、着替えるなどの対策をとっていくことでより良い睡眠に値がづくことが可能になります。
入浴方法の工夫で秋バテ対策!
38〜40℃前後のお湯に長めに浸かるのが良いとされています。
入浴することにより誰でもリラックスを感じ取れると思います。その理由は、身体に3つの物理作用(温熱・水圧及び浮力)が働くことが根拠にあるとされています。
色々と調べてみると、入浴のタイミングは就寝の1〜2時間前が睡眠誘発が効率的に行われやすいと述べられている物が多く、42℃程度の高温浴では5分間の入浴(入浴後に仕事などやることがある場合)、40℃程度の中温浴では10分間の入浴(副交感神経を優位にリラックスを得たい時)、38℃程度の微温浴では15〜20分間の入浴(副交感神経を優位にリラックスを得たい時)で目的に応じた効果が得られやすいと報告されています。
また、入浴前後に200〜300mlの水分補給をお忘れないように!
温熱作用による効果
①高温浴(42~44℃)の場合は、
→交感神経の緊張を促進させやすいため、活動前などに利用することがお勧めです。
②微温浴(35~38℃)の場合は、
→副交感神経が優位に働きやすいため、精神的にも安らぎ、落ち着いた気分になれます。
水圧による作用
水中では水圧の影響があるため、身体が小さくなります。胴回りは3〜6cm、胸回りは1〜3cm小さくなると言われています。
日中、活動時に四肢末端に滞った体内の不要物などが、静脈の血液やリンパ液がいっせいに心臓に戻されてくるので、心臓の働きが活発になり全身の血行が良くなることが期待できます。
浮力による作用
お風呂に入ると身体は、浮力を受けて軽くなります。(この事をアルキメデスの原理と言います)
水中では、空気中に比べて身体各所の重量は約1/9程度の重さになるとされています。
水中では、普段の生活場面では身体を支えるため緊張していた筋肉も活動する必要がなくなるためにほぐれてくれます。
水分補給で秋バテ対策!
活動の場面場面で飲み物の種類をうまく選択して、温度調整を容易に行いましょう。
例えば、運動中などは冷たい飲み物でまだ良いかもしれません。しかし、クーラーの効いたオフィスなどでは、常温もしくは少し暖かい飲み物を選択するのがベターかもしれません。また、朝晩など冷え込みがある際も同様です。体内から温めるということを実践してみるのが良いかもしれないです。
夏のように暑い気候が続くと熱中症の3文字が頭に浮かぶので意識的に水分摂取を行なっていると思います。少し涼しくなってくるとこのことが頭から離れやすくなりがちです。涼しくなってもこまめな水分補給を意識的に行うことで脱水状態を作らなくなります。脱水している身体では疲労の回復がうまく進まないことがわかっています。
食事の見直しで秋バテ対策!
特にタンパク質・ビタミン・ミネラルに気をつけてバランスよく食事を摂ることを心がけましょう。
秋に旬を迎えるサツマイモやキノコ類には、腸内環境を整える役割がある食物繊維が豊富に含まれています。また、秋刀魚やサバ・カツオなどにはタンパク質やビタミンB群や鉄分などが多く含まれており、疲労回復にもってこいの食材です。
旬を迎えた食材には豊富に栄養素を含んでいると言われていますので、秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか?
秋バテによる胃腸の疲れには、青じそ・生姜・白米・オクラ・酢・梅干し・トマトが良いとされています。また、冷たいものや生もの・甘いものなどは避けたい食品だと言われています。
秋バテによる食欲不振での潤い不足に対しては、トマト・豆腐・山芋・カボチャ・豚肉・卵・梨が良い食品と言われています。また、最近ブームの辛い食べ物は避けたい食品と言われています。
エアコン設定で秋バテ対策!
エアコンの設定は、外気温との差が5度以内、大きくても7度以内になるように設定するのが良いとされています。
夏場に設定した温度設定を見直しすることや、就寝時の温度設定やエアコンの稼働時間などを見直す時期に入っていると思います。
秋バテしてませんか?身体の調子の整え方!についてのまとめ
「秋バテ」とは、夏バテに似た症状が表れる体調不良で、夏の疲れに気候の変化が加わって自律神経が乱れることが原因で起こってしまうということです。
自律神経の乱れによる諸症状(めまい・頭痛・肩こり・首こり・腰痛・各関節痛など)はLEAP Physio Lab.の施術で改善できることがほとんどです。
上記にお伝えした対策を行なってみても改善が得られない場合は一度ご相談くださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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