背中を引き締める!筋トレ!肩甲骨はがしの効果と肩甲骨はがしストレッチ

ダイエット

背中のハミ肉を退治するには、肩甲骨周囲に多く存在する褐色脂肪細胞を活性化させると良いと言われています。

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では、活性化するためには何をすればよいのでしょう?

まずは、肩甲骨をトレーニングや運動で効率よく動かせるように、可動域を整える必要があります。そして、筋肉が正しく使えるようにアライメントを整えなければなりません。

その一つの方法に、「肩甲骨はがし」があります。そして、褐色脂肪細胞をより活性化さるために交感神経を優位にする必要があります。それらの方法について、順にお伝えしていきたいと思います。

「肩甲骨はがし」とは?

姿勢不良や筋肉の弱化(衰え・不活動)によって崩れた肩甲骨アライメントに対して、整体やストレッチで可動域やアライメントを改善する施術のことです。こういった直接的な施術でアライメントを改善し、改善したアライメントを維持するために、運動や簡単なトレーニングを実践し、継続的に取り組むことが重要と私は考えています。

私が施術する「肩甲骨はがし」の紹介

肩甲骨と脊柱の間の筋肉の緊張をほぐす

まずは肩甲骨と脊柱(背骨)の間にあり、不良姿勢や血行不良などの原因により、硬くなることが多い「菱形筋」(菱形筋は、大菱形筋と小菱形筋の2種類が存在ます)をほぐします。
硬くなった菱形筋に対して肩甲骨内側縁側から、脊柱側から丁寧に圧をかけてゆるめ、筋肉が動きやすい状態へ改善させます。また、この時には筋膜(筋肉を包み込む膜のことで、身体中に張りめぐらされています)までしっかりと動きやすい状態に改善させます。

肩甲骨内側縁に沿って手を入れ込みながら癒着をはがす

肩甲骨内側に手が入り込みやすいように姿勢を整え、徐々に手を差し込む量を調節しながら、肩甲骨が胸郭(肋骨)からはがれるように、絶妙な力加減で筋肉をゆるめます。肩甲骨の下角(最下端部)から上角(最上部)までしっかりとスペースができるように丁寧に進めていきます。特に、上角の方に行けばいくほど手が入りにくくなるので技術が必要です。上角まで丁寧に緩めることで、首から肩、背中中央にかけての「僧帽筋」(僧帽筋は、上部・中部・下部というように3パートに分かれ、肩甲骨や背中において広範囲に位置している筋肉です)や菱形筋がほぐれ、前後上下左右など肩甲骨の可動域が高まります。

肩甲骨外側縁(脇下)をストレッチし、可動域を広げる

胸郭(肋骨)から脇下を通って肩甲骨外側周囲につながるような「大円筋」「小円筋」「前鋸筋」は日常生活ではあまり動かさないため(肩より高い位置に腕を上げて行う作業は日常生活における動作ではあまりない)筋肉が弱化したり、硬くなりがちです。肩甲骨はがしというと、内側縁に手を差し込んで施術することが一般的なイメージですが、実はこの外側縁からも手を差し込むことが可能であり、この施術がとても重要になるのです。
伏臥位(うつ伏せ)や側臥位(横向き)で腕を動かしながら、丁寧に圧をかけながら筋肉を伸ばすことで、肩甲骨のアライメントが整うことはもちろんのこと、背中側の可動域も広がり、姿勢に驚きの変化が現れます。

短縮した胸筋群をほぐし肩甲骨を本来のアライメントへ

姿勢不良の代表格である、「猫背」や「巻き肩」状態では胸筋(大胸筋小胸筋の2種類があります)が短縮し硬くなっていることが多いです。また、胸筋が硬くなることで鎖骨のアライメント(高さ:位置)にも左右差が起こることが多く、首の前にある「胸鎖乳突筋」に緊張状態を引き起こすこともあるので、合わせてチェックと施術が重要です。ここまで、細かく前後・左右のバランスを整えてあげることで、肩甲骨を中心に姿勢アライメントを改善することができます。

褐色脂肪細胞の働きを活性化する入浴法

褐色脂肪細胞は、交感神経優位になると活性化しやすいというお話をしたと思います。

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自宅でストレッチや運動をする前にシャワーで温水(40度前後)と冷水(20度程度)の交代浴(各30秒)を5回ほど繰り返すと効果が高まりやすいです!

この時のポイントとしては必ず冷水シャワーで終了することです。

冷水で締めくくる意図は、血管の二次的拡張作用(我々ヒトの身体に備わっている生理反応です)により血液循環が活性化されるためです!

もちろん、この状況では交感神経が優位な状況になります。脂肪細胞が燃えやすい状態を作り出す準備も大切ですね!

褐色脂肪細胞の働きを活性化するための簡単な運動

ストレッチや運動をして筋肉に刺激が入るとさらに脂肪は燃えやすくなります。

肩甲骨周りの筋肉の多くは背骨(首)までくっついているものが多いです。ですので、首周りのストレッチをすることで刺激が入ります。

前後左右に首を倒してストレッチをしてみたり、猫背・胸張りを繰り返してみたり、身体を側屈してみたり、肩回しをしてみたり、肩をすくめてストンと力を抜いてみたりと様々な方法があります。

背中を引き締める!筋トレ!肩甲骨はがしの効果とストレッチのまとめ

今回は、背中の「ハミ肉」(脂肪)を落とすため、「肩甲骨はがし」で筋肉の状態を柔らかく効率よく働く状態に整えて、肩甲骨のアライメントを正常な位置に戻し、交代浴を用いて褐色脂肪細胞を活性化し、ストレッチや運動・トレーニングの効果を引きあげることで理想の結果に近づくことが可能になるということをお伝えさせていただきました。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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