体幹トレーニング初級編 その2 #1

体幹

上肢挙上運動

右手挙上運動

左手挙上運動

両手挙上運動

上肢挙上運動の姿勢の取り方

3パターンともに同じ姿勢の取り方です。

  1. 床に仰向けに寝転びます
  2. 手先を天井に向け両上肢をセットします
  3. 膝関節を90度曲げ、脛が天井と平行になるように両脚をセットします
  4. 腰元と床に手のひら1枚分以上の隙間ができないように上半身を安定させます
  5. ①右手、②左手、③両手と挙上運動を行います。最終挙上位では手は床に接触しません。

上肢挙上運動で鍛えられる筋肉部位

腹横筋(いわゆるインナーマッスル)

上肢挙上運動で意識すること

上肢挙上運動では、上半身を安定させたまま上肢をコントロールして動かすという体幹と腕の連動を目的としています。

脳と神経、筋肉がうまく強調して動くことが狙いです。

通常、上肢を挙上していくときは身体の構造上、上半身は反っていってしまいます。しかし、上半身が反ってしまうと腹筋群は収縮が途切れてしまいます。ですので、このエクササイズでは腹筋群の収縮を途切れさせないように上肢の挙上運動が行われることで腹筋の筋力強化、肩関節の柔軟性アップを狙った運動方法になります。

肩関節周辺に何らかの症状がある場合、多くは腹筋群と肩関節の動きが連動していないことが問題になっていることがあります。連動していないということはどういうことか?と言うと、上肢の重みを体幹で支えられていないと言うことです。日常生活上、スポーツ場面などどんな状況においても、四肢(手足)の動きは体幹で支えられているから実現しています。

しかし、何らかの症状がある場合は、腕の重さを体幹ではなくそのものの部位で支えているため症状が出てしまうのです。腕の筋肉は腕を動かすために働くもので合って腕の重さを支えるためのものではありません。本来の使い方とは違う使い方で使ってしまい、その部位に負担が倍かかってしまうので症状が現れてしまうわけです。

ですので、この運動で習得していただきたいこととしては、体幹(主に腹筋群)で腕の重さを支えながら、腕を動かすと言うことです。ポイントとしては、上肢挙上にともなって床から浮いてきやすい腰の反りを我慢しながら行うことが重要です。上肢を挙上していますが、腹筋群を意識して行うようにしてみてください。

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