アーティスティックスイミング の競技種目~新ルール2023~

その他

アーティスティックスイミング競技の楽しみ方①の前回の記事では、ルール変更のおおまかな全体像をお伝えさせていただきました。

今回の記事では、より詳細に変更点をお伝えさせていただきます。

まずは、新ルールにおけるアーティスティックスイミング競技の中の各競技種目についてご紹介させていただきます。

アーティスティックスイミング 2023新ルールでの競技種目

新ルールになって初めての世界選手権(2023 福岡)

世界選手権では、各種目ごとの予選・決勝が行われ順位が決定します。

決勝へは、上位12組が進出でき、下6組・上6組で決勝演技順のドロー(抽選)が行われます。

2023年7月に福岡で開催される世界水泳競技選手権大会では、Solo(Woman&Men)各2イベント、Duet 2イベント、MIX Duet 2イベント、Team 3イベントの合計11イベントが行われます。

私がサポートしている乾友紀子選手は、7月14日9:00~11:00(予定)のSOLO Technical 予選と、翌日の15日19:30~21:00(予定)のSOLO Technical 決勝。7月17日10:00~12:45(予定)のSOLO Free 予選と7月19日19:30~21:00(予定)のSOLO Free 決勝に出場予定です。

テレビ朝日系列で放送がある予定との情報を耳にしています!

新ルールになって初めてのオリンピック競技大会(2024 PARIS)

オリンピック競技大会では、Duet競技とTeam競技のみとなり、昔はSOLO競技がありましたが、最近は行われていません。

それぞれDuetではTechnical ROUTINEとFree ROUTINEの得点の合計、TeamではTechnical ROUTINEとFree ROUTINEとAcrobatic ROUTINEの得点の合計でメダルを競います。

新ルールで一番大きく変わった点は、Team競技において8名の選手の内最大2人まで男子選手を配置することが可能になったということです。

これにより、オリンピックの戦い方は大きく変わることでしょう。男子選手の持ち味であるパワーをとるか、女子選手の持ち味の美しさをとるのか?各国チーム編成からROUTINE構成など様々な点で個性を発揮するのではないかと思います。

新ルールになって初めてのWorld Cup 2023

World Cupシリーズは年間だいたい4戦ほど行われ、世界各地を転戦していきます。

・16-18 MAR 2023 CANADA Markham

・5-7 MAY 2023 FRANCE Montpellier

・13-15 MAY 2023 EGYPT Soma Bay ※乾友紀子選手は出場予定なし

・2-4 JUN 2023 SPAIN Oviedo 【SUPER FINAL】

2023年は上記の4大会の開催が決定しています。

コチラをクリックしていただけると先日開催されたCANADA大会の試合映像が見れますので是非どうぞ!!

World Cup大会では、世界選手権と同様に11イベントが行われます。

ただし、世界選手権と異なる点は、予選がなく1発決勝で順位が決まるということです。

アーティスティックスイミング競技 2023新ルールでの競技種目

Solo競技(Woman)

2022年世界選手権まで2023年シーズン
Technical ROUTINETechnical ROUTINE
Free ROUTINEFree ROUTINE

※変更なし

<見どころ>
選手によって得意なパフォーマンス(技)が違います。
例えば、スラスト系(脚が水面からバッと飛び出るように出てくる技)、スピン・ツイスト系(水上に出た足がくるくると軸をとって回転する技)、ボディーブースト系(上半身が水面からバッと飛び出るように出てくる技)など様々です。
また、曲の選択やテーマや表情や振付の表現の仕方など個性豊かに演技が行われます。

Solo競技(Men)

2022年世界選手権まで2023年シーズン
Technical ROUTINE
Free ROUTINE

※Soloに男子競技が追加された

<見どころ>
なんといっても、女子選手の演技では見られない圧倒的なパワーとスピード感といった男子選手ならではの「筋力」といったところが魅力かと思います。力強さと繊細さなど各選手の表現をお楽しみください!

Duet競技

2022年世界選手権まで2023年シーズン
Technical ROUTINETechnical ROUTINE
Free ROUTINEFree ROUTINE

※変更なし

<見どころ>
2人の選手の同調性、音楽との同調性をはじめとして、2人の組み合わせ技や素早い脚技の連続などを楽しんでください!

MIX Duet競技

2022年世界選手権まで2023年シーズン
Technical ROUTINETechnical ROUTINE
Free ROUTINEFree ROUTINE

※変更なし

<見どころ>
MIX Duetならではの男女の絡みをうまく利用した表現や振りつけをはじめ、男子選手が加わっているため、女子選手同士のDuetよりもダイナミックなリフトに注目して楽しんでください!

Team競技

2022年世界選手権まで2023年シーズン
Technical ROUTINE(8名)Technical ROUTINE(8名)
Free ROUTINE(8名)Free ROUTINE(8名)
Highlight ROUTINE(10名)Acrobatic ROUTINE(8名)
Free combination ROUTINE(10名)

※Highlight ROUTINE・Free combination ROUTINE(共に10名で演技)がなくなり、新たにAcrobatic ROUTINE(8名で演技)へ統合・新設された。

※男子選手が最大2名加わってよいというルールになった。

<見どころ>
TEAM競技ならではの8名の選手によるパターンチェンジ(体形移動や体形変化)、一糸乱れぬ脚技の連続や組み合わせ技をはじめ、Free ROUTINEやAcrobatic ROUTINEでたくさん入っているAcrobat動作(跳び技のリフトや組技のリフト、持ち上げ系のリフトなど)をお楽しみください!

アーティスティックスイミング の競技種目~新ルール2023~のまとめ

今回の記事では、大会ごとの試合内容の特徴と、カテゴリーごとの競技種目の紹介と各種目の見どころについてお伝えさせていただきました。

次回の記事では各競技の演技時間などについて簡単に紹介していきたいと思っています。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。

次回の記事も楽しみにしていただけると幸いです。

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